お客様紹介 鉄板焼なか乃様
福岡支店 峰松です。
今回は、鉄板焼なか乃様にて、お土産用の「ごはんのお供」のパッケージのご紹介です。
福岡は春吉に位置し、キャナルシティを臨む夜景が素晴らしい鉄板焼なか乃。過去には焼酎「吉助」のCMに取り上げられたこともあり、今ではミシュランの星を獲得した名店として、多くのお客様に愛されるお店です。
ここだけの話、オープン翌週に何も下調べをせずに食事に伺い、メニューを見たとたん、財布の中身が心配で落ち着かずに食事をしたのは良い思い出です。
そんな個人的にも思い入れが強いお客様で、食事の後のお土産や、物販にも力を入れ始め、人気がある「肉味噌」「海苔の佃煮」「明太子」を瓶詰セットを販売したいという事で、そのパッケージの相談を受けた事がお仕事の始まりです。
高級店、とは言え、まだまだ流通が充実していない状況で、初期投資は出来るだけ抑えたほうがいいですし、とはいえ「なか乃」のブランドイメージを損なわない物でないといけない、という事で何度も形状試作、デザインの提案を行ってきました。そうした中で最終的に完成したのが、スリーブ式で、身箱は額縁式にして、高級感を出し、スリーブに当社得意のスポットニス印刷にて、高級感を出しました。
この最終形状のメリットは
・スリーブも身箱も糊貼無しの組立式のため、お店で組み立てれば、コストカットできる点
・スリーブ側は、両面ニスにすることで、防水性とデザイン性を活かし、瓶が直接触れる身箱側はPPフィルムを貼り、さらに強い防水と、強度アップを図る事ができた点
・色数を抑えて、1色のみとすることで印刷コストも削減しつつ、上記のニスの柄で、なか乃のブランドイメージを損なわない高級感は維持できた点。
そして、決定的な部分は、スリーブに丸穴をあけて、瓶のラベルが外から見えるようにすることで、このラベルの色がアクセントとなって、全体のデザインが完成される形にできました。
更に、今後の商品ラインナップが増えていっても、瓶用のラベルだけ変更すれば、パッケージはどの組み合わせでも使用でき、さらにラベルの色合いが増える事で、パッケージ自体は改版されていないのに、色々な見せ方ができるという面白さも生まれました。
自画自賛にはなりますが、デザイン面・コスト面・機能面と、かなりバランスよく仕上げる事ができたのでは、と昨年一番の自信作となりました。
実際に、店舗でもお土産物の売れ行きは好調で、早速新商品のお話もいただいておりました。ただ、年が明け、緊急事態宣言と、コロナ禍の影響も大きく、商品開発についてはいったんストップしている状況となっております。
テイクアウト商品については、ギフト用の発送も承っていますので、興味がある方はぜひぜひ活用してみてください。
鉄板焼なか乃HP
https://nakano.hp.gogo.jp/pc/index.html
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