「good paper from Kyusyu」
先日、福岡の護国神社にて、「九州の紙と文具をもっと盛り上げる」をコンセプトに「good paper from Kyusyu」という定番物からちょっと変わった紙製品の展示販売会が開催されており、アイディアの参考にうかがわせていただきました。
開催規模としてはこぢんまりとした内容だったのですが、展示販売会場は以外と多くの人でにぎわっており、単純に面白い文具を探している人から、特殊紙を使ったアイディアを得るために、紙メーカーさんとお話しされているデザイナーさんまで、さまざまな人がいらしていました。
昔ながらの活版印刷や、すいた紙から作成したポストカードといった懐古的な商品から、電気回路を印刷で作成して、紙を丸めると電球がついて、懐中電灯になるような最先端の技術を扱った商品などなど。行きかう人々の足をとめる商品が所せましとならんでおりました。
特に目を引いたのが、防水加工をほどこして、水にぬれても大丈夫な紙ベースのポーチ。紙がベースにもかかわらずしっかりした作りで、使い込むにつれて、紙特有の皺や色落ちが良い風合いを生み、自分だけの商品に変化をみせていくとの事でした。
こういった特別な技術が必要なものは確かに目を見張る物はありますが、商品群の大多数が、ペーパークラフトなどの既存の技術を使ったアイディア商品が主体でした。イースト朝日には通常の印刷会社様と比べて、いろいろな技術がございます。そんな中、今回の展示販売会で並んでいるような商品のように、アイディアをかけ合わせれば、無限の可能性を秘めた商品が生み出されるのでは…
そういった一翼を担っているのだと思いながら、今日もお客様とあーでもない、こーでもないと打合せをしながら良い商品を生み出すべくがんばっております。
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